※#12からの継続企画らしいんですが、私の手元には#12がないので情報提供をお願いします。ガルフォースTV版企画書
【物語の発端と展開】
ソルノイド軍第28艦隊は、敵パラノイド軍から惑星[ママ]カオスを守る為、大船団を編成し第2中央星系より発進した。旗艦アコンカグヤを中心としたその船隊はカオス遠征軍と呼ばれた。カオス遠征軍のメンバーは、かつての戦場で活躍した有能パイロットや優れた科学者、生物学者等、あらゆる分野のプロフェッショナルが中心に選ばれた。そして、その中の前衛部隊の一小隊をガルフォースと呼んだ。
「パラノイド軍は、銀河系宇宙“ブラック・ストレインジ空域”に集結している。この空域を突破し9Bシステム空域の惑星カオスを死守せよ。」
カオス遠征軍は9Bシステム惑星[ママ]カオスへと向けて出発した。ソルノイド軍の中での前衛部隊ガルフォースの役割は重要であった。遠征軍本部隊から離れ、斥候として敵異星人の状況を探る役割。未知の星に基地を設営するための準備。敵陣の破壊工作。大戦闘を備えての罠(トラップ)作業。分隊から本隊への伝達移動。など、過酷な任務を果たさねばならない。時には得体の知れぬ未知の惑星を探検せねばならず、時には敵陣の真只中に潜入せねばならぬと言った危険な仕事だ。それ故に、ガルフォースのメンバーはソルノイド・カオス遠征軍の中でも、とりわけ優れた能力を持つヤング・ギャル達が選ばれた。
ガルフォースのメンバーとなり得る条件は、それぞれの分野で優れた能力を発揮する才能を持っていることである。だが、それだけでは選ばれない。何よりも大事なのは『命知らず』の不屈な精神を備えているかなのである。
Go for Brolen[ママ]!あたって砕ける!と言った闘志を持っているかどうかがガルフォースに選ばれる最低必要条件である。
今本星を飛び立ったカオス遠征部隊の前衛を司るガルフォースのメンバーは、命知らずで、各分野のプロフェッショナル達の集合体であった。だが、過酷な試練に耐えたギャルたちでも、いざ未知の世界で実際に体験する恐怖は想像を絶し、途中で離脱する者も現れ始める。ガルフォースのメンバーは、仲間達の離脱、逃亡、死別を眼のあたりに体験し、孤独や絶望に耐えながらも、時には挫折から立ち直り戦線に復帰する仲間を迎え入れる喜びを味わい、互いに協力しつつ、任務を遂行していく。そして、死を恐れず、自らの命の大切さを顧みなかったメンバー達は、次第に生きることの尊さを知り初めて行く。
「今、アルミ缶で一杯のコーヒーを味わっている。たわいのないこの一瞬の意味を昔は考えたこともなかったわ」と。
先鋒部隊のガル・フォース[ママ]は、未知の惑星や宇宙空間で、敵パラノイドの部隊と接触し、幾多の困難を乗り越えて行く。時には、敵大部隊とカオス遠征軍との熾烈な戦闘もある。
宇宙は想像を絶する程、膨大だ。
前衛を司るガルフォースのメンバーは、宇宙には、パラノイド以外の敵や様々な宇宙生命体がいることを感知し始めた。更に、彼女らは恐ろしい事実を知った。全宇宙を破壊することも可能ならしめる謎のエネルギーの存在である。それは『生命の結晶』(crystal of the soul)この『生命の結晶』を得た者は、それを活用することで全宇宙を征服出来ると言う。ソルノイドとパラノイドは、『生命の結晶』をめぐっての激しい闘いを繰り返す。全宇宙を崩壊させる『生命の結晶』とは何なのか!?
『生命の結晶』を敵異星人に渡してはならない。カオス遠征軍は、新たな作戦目標を感じ始めた。折しも、ガルフォースは或る小惑星で『生命の結晶』のクリスタル・パワーの繁殖によって死滅した生物達の姿を見た。更に、結晶光を体内に吸収した本隊の兵士達が発狂するという怪異を体験する。
様々な体験の後、遂にカオス遠征軍はブラックストレインジ空域へと近づいた。この空域には、パラノイド軍の攻撃基地がある。知的生命体であるソルノイド人が『生命の結晶』を確保し、活用したら恐ろしい力を持つと考えていたパラノイド種族は、事前にソルノイド人をせん滅しようと企んでいた。
パラノイド軍が生息する星雲群には、今まで以上の危険が待ちかまえていた。パラノイドは流動体生命である。環境に順応し、怪物化している場合もある。更に『生命の結晶』が数多く分布する空域でもあるのだ。
カオス遠征軍は、新たなメンバーを加えつつ、前衛部隊のガルフォースの過酷な冒険行はより以上に過激に続けられて行く。
果てしなき冒険と戦闘の旅は、いつまで続くのか?
ガルフォースのメンバーに、安息の日々はない−−−。
【物語の要因】
(1)超エネルギー『生命の結晶』について
『生命の結晶』(crystal of the soul)は非常に特殊な結晶を持っている。この結晶は、ある時はあらゆる生物の染色体の中に入り込む。環境に応じてこの結晶は活動に変化を来し、生物の体内で千変万化にうごめくのである。つまり、時には生物を植物人間化してしまったり、時には狂暴にしてしまったりする。更に、宇宙に漂う荷電粒子と触合分離する作用もあり、分離する際には猛烈な熱エネルギーを発生する。
以上の事より『生命の結晶』のパワーを活用して、宇宙の進化をうながすことも可能であるが、又、逆に悪用して動植物を死滅させることは基より、惑星を破滅消滅させることも可能となる。『生命の結晶』の結晶光は、環境に応じて結晶構造が変化する為に、その実体を解明した者は未だに誰も居ない。だが、もしもこの実体を解明出来ればそれを応用し、あらゆる生物の体質と精神構造を変える力を持ち、惑星を一瞬にして吹ッ飛ばす恐ろしい力も得られる訳だ。
つまり、『生命の結晶』を得た者は、全宇宙を我が物に出来るのである。
(2)『生命の結晶』の物語の役割について 現代、遺伝子操作の実用化は各分野で成されている。例えば、医学の分野では体内の欠陥遺伝子を単離し、健康な遺伝子と置き換えて患者とその子孫を奇計や病気から守りつつある。又、病原菌を攻撃する抗生物質を作らせたり、インシュリン、成長ホルモン、血液凝固因子などを合成する細菌を育てあげたり、癌の生長や予防、あるいは阻止するウイルスを作るなどの可能性も考えられる。
一方、産業面でも、農業では必要な窒素を土からではなく、空気から直接取り出せるように作物の遺伝構造を変えることを試みたり、海洋では石油タンカー事故等で流れ出た石油を後始末するべく、石油を食べる細菌の育成も試みられている。このような遺伝子の組み替えなどの操作は今後、私達に多大の利益を呼び起こす可能性を秘めていると言われている。
だが一方では、遺伝子の組み替えにより人間の知識や体力を変化、調節することもなり得、“人類を徹底的に操作することもあり得る”という危険性も秘めている。もしもこれが悪意によって利用されたならば、どうなるであろう。
この物語に描かれる『生命の結晶』とは、正にこのような利益と危険性の二面を持つものだ。それは、原子力が平和の為か、その使われ方で有益にも危険にもなる二面性を秘めているのと同じである。
(3)ソルノイド種族とその世界について
遠くアーニムルと呼ばれる星雲の一部を成す本星を中心として、宇宙に大勢力を誇るのがソルノイド種族である。ソルノイドは非常に高度なテクノロジーを有し、度重なる戦争を通して益々そのテクノロジーを高度化して来た。彼女らは戦争を闘い抜くことに何のためらいも持ってはいないが、同時に高度化した思考によって好戦的な側面はかなり薄れて来ている。だが、宿命的な敵対関係にあるパラノイドとの戦争を宇宙を舞台に今も続けている。種族は人間体の女ばかりで現在はクローン化現象で繁殖しているが、宇宙の惑星で人間体の『男』と出会う。
(4)パラノイド種族とその世界について
パラノイドは流動体生命である。彼らは自らのエネルギーを、様々な星に生息するバクテリアから摂取している。従って時としては彼らがエネルギーを取ってしまった星は不毛化し、死の星となる。その為に、彼らは宇宙の嫌われ者となっている。
知的生命体であるソルノイドは彼らを様々な惑星から追い払おうとした。その時より、現在に至る迄、永きに渡る闘いが始まった。
パラノイドの政治的、精神的リーダーであるエンペラは、ソルノイド攻撃を計画した。パラノイドの社会は、いわゆる帝王と女王という制度を取っている。いわば、蜂や蟻の社会と似ている。彼らはソルノイドとの闘いの最中で、彼らの命をおびやかす『生命の結晶』の存在を知った。彼らは初め『生命の結晶』が自分達生命体だけを抹殺する恐ろしき光と考えていた。だが、次第に『生命の結晶』の特性を知り、これを手に入れれば宇宙を我が物にすることも可能だと考えるようになる。
だが、結晶の特性や、それをいかに利用出来るかと言った科学知識は、ソルノイドより数段劣っている。
『ANIMATE EXPRESS #13』より